2006年4月1日

先日クローズアップ現代で、日本の新書ブームを取り上げていました。新潮社や岩波書店で会ったことがある皆さんが、テレビに出ておられるのを、1万キロの彼方で見ているというのは、ちょっと変な気分です。「この言葉で新書を出せば売れる」という編集者の嗅覚というか、言葉に対する感覚の鋭敏さには、感心させられました。それにしても400万売れる新書というのはすごいですなあ。編集者というのもあたれば面白い仕事だと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ただし最近私は日本よりもアメリカで発売される本の方に興味があり、イラク戦争や9/11を扱った本は次々に発売されるのできりがありません。今はPlan of attackを読んでいますが、後がつかえています。私はつんどくは嫌いなので、遅くても必ず読破するようにしていますが。それにしても、家にいながらにして、アマゾンでアメリカの本を買えるとは素晴らしい時代になりました・・・・。イエナとか紀伊国屋にいった時代が、まるで明治時代のことのように思い出されます。あれはあれで味がありましたが、今考えるとすごい時間のロスでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先日Spike Leeの「Inside Man」を見ましたが、映画評が悪い割には楽しめました。特に国際的なニューヨークらしい雰囲気と、展開の速さがうれしかったです。脚本もどんでんがえしが多くて、知能犯の作品でした。デンゼル・ワシントンのdapperな刑事も好演だったと思います。ただし、鉤十字や国家鷲章がついた封筒をわざわざ金庫にしまっておくというのは、不自然ですね。ふつうならまず燃やしてしまうのでは?